お読みくださる皆さまへ:


はじめまして。渥美育子です。
ご意見をいただきやすいようにテーマを絞り、メルマガをブログに切りかえました。
このブログでは、
1.おもに日本語で手に入る資料だけでも<
2.視点を変えることで
時代が求めるものを理解し、時代の大転換期であるいまの世界で、
問題山積みの日本はどうしたらいいかを、考えていきたいと思います。

■“ホモ・デウス”が持つ能力

『サピエンス全史』を出版し、世界800万人以上のひとびとに人間ってどういう存在なのかをあらためて考えさせたユヴァル・ノア・ハラリ。

彼の新しい著書『ホモ・デウス』では人類とテクノロジーの予測しがたい未来を見通そうとしています。

『ホモ・デウス』=神のヒト、とは? 創造主である神しかできないと思われていた、例えばヒトやヒトの身体の部分を人工的につくりだすことを“可能”にし、ゲノム編集で人種・品種改良を“可能”にし、想像を超える速さで演算できる量子コンピュータをつくったり、寿命を延ばして人生100年時代を“可能”にさせたりできる21世紀の人間です。(同時に、大量殺戮兵器の発明・製造に加え、殺人のカスタマイズができるAI兵器の開発競争を開始し、テロで無実の人々を大勢殺し、多くの人の自由を奪って苦しめる悪魔のヒトでもあります。)ここまではたいていの人が同じ理解でしょう。

ここで考えていただきたいのは、神あるいは悪魔のヒトが21世紀に持つことができるようになった能力のうち、一番費用がかからず、教育の力で誰でももつことができ、おそらく世界にとって大変望ましい能力は、一体どれでしょうか?

それは万物を見通す眼、グローバル視点です。グローバル視点を持つ能力を“グローバル・アイ”(global eye) と名づけています。言いかえれば、肉眼で見えないものも見えるようになる能力です。(あとで詳しくのべます。)

グローバル(global)とは、地球まるごとという世界空間全体をさしますが、私はこれを時間軸にそっても当てはめ(つまり、時間のグローバル化)、5000年を枠組にそれより過去、今より先をふくめて、最大の「空間軸 × 時間軸」を世界共通の舞台だと考えています。

ユヴァル・ノア・ハラリのように1人のひとが人類の全史をユニークで説得力がある視点から書くなんて不可能だと私たちは思っていました。

テクノロジーは驚異的なスピードで進んでいますが、人間の意識や行動はほとんど変化していない、と思っていました。

しかし、グローバル時代になってハラリのような桁外れのスパンでテーマについて掘り起こし、その全貌を見通す本を書く人が、急に増えたのは事実です。私が帰国しました12年前は、フランス人やインド人が主な著者でした。

いまや、日本人が超マクロの視点から本を書いたり、プレゼンしたりし始めています。水野和夫氏、出口治明氏、野口悠紀雄氏、麻生川静男氏、そして藤原洋氏は冷戦体制崩壊後のIT変革時代をハイライトするため、宇宙の起源から書き起
こしています。

これはどういうことでしょうか?
彼らはどのようにして、時間的にも空間的にもスーパーワイドスクリーンで見えるものを調査・研究し、想像力を駆使して私たちに提示してくれるのでしょうか?

これこそ“グローバル・アイ”の力です。
グローバル時代が求めている力なのです。
”グローバル・アイ“には他にまだ、すごい力が宿っています。

現在の日本がおかれている 危機的状況 を理解しますと、この”グローバル・アイ”は海外体験と独学でこれを身につけた一握りの人のものにしておくわけにはいきません。
教育の力でマスに広めていく必要があります。

次回から、世界で起きていることや国内の事情を例にとり、どのように視点を変え、視野を広げたら、日本の問題がよく見え、処方箋を手に入れられるかを、考えていきましょう。

【課題1】ご意見をお願いします。あなたにとって”グローバル・アイ“とは?  具体的にお書きください。

【お知らせ】
2018年9月20日18時から<グローバル・アイ100>の会を開催します。無料。
【場所】(一社)グローバル教育研究所 (東京都港区南麻布4-5-48 フォーサイト南麻布5F)
(TEL)03-6869-6912 (E-mail)info@global-kyoiku.com
<予約必須>グローバル・アイ運動を担う全国代表を選び、討論する第1回目。
今回日にちに余裕がないため、第2回目会合のお知らせに、ご注目ください。

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