お読みくださる皆さまへ:

このブログでは、
1.おもに日本語で手に入る資料だけでも
2.視点を変えることで
時代が求めるものを理解し、時代の大転換期である今の世界で、
問題山積みの日本はどうしたらいいかを、考えていきたいと思います。

■いまは時代の大転換期、だけど日本はいまどうすべきかを教えてくれるのは、外国人や外国長期滞在経験者ばかり。なぜだろうか? 彼らは<グローバル・アイ>を身につけているから。もし日本人が<グローバル・アイ>を身につける教育を受ければ、教えてもらわなくてもどうすればよいかがわかるはずだ。

みなさん、こんにちは。

英国で長年地政学を学んだ奥山眞司氏の編訳で、戦略家エドワード・ルトワック氏の『日本4.0』が文春新書になりました。

内戦を完壁に封じ込めた「1.0」=江戸
包括的な近代化を達成した「2.0」=明治
弱点を強みに変えた「3.0」=戦後
そしていま、日本は自ら戦える国「4.0」に進化する!

通常、戦略思考ができない日本人と言われていますが、ルトワック氏は日本には高度な戦略文化があると定評をくつがえし、江戸から出発、いま、日本は自立すべきであり、まずは少子化と戦えと主張しています。

自ら戦える国になるのは大賛成ですが、日本人に「先制攻撃能力」と「作戦実行メンタリティ」を持たせるのは至難の業、まずは世界全体としっかり向き合う教育を考えたほうが現実的ではないでしょうか?

奥山-ルトワックチームだけでなく、黄文雄,呉善花、石平、ケント・ギルバート、ぺマ・ギャルポ(チベット人)、そしてロシアに滞在してメルマガを出し続ける北野幸伯、オーストラリアに長期滞在し帰国した山岡鉄秀のみなさん、彼らに続く最近の日本人海外特派員たち。

「日本はこんなに危険な状態だ」「目を覚ませ」「日本人はいまこそこうすべきだ」と自国の診断から提案まで声高に必死におこなっているのは、外国人と外国に長期滞在した日本人が圧倒的に多い。日本人よ、彼らに自国の危機を教えてもらうのは、情けないと思いませんか?

日本にも櫻井よしこ-田久保忠衛氏チームが率いる国家基本問題研究所があり、広く情報を集め分析し、日本人に対して正しい警告を発しているのに、感謝するどころか右翼のレッテルをはったりするので驚きます。あおっているのと世界から情報を集めインテリジェンス化して警告を発するのと違うことが、わからないのですね。

なぜ、こんなことになるのでしょうか? それは警告を発する人たちは<グローバル・アイ>を持っていて、世界の現実の中の日本がよく見える。

一方、大半の日本人はグローバル時代と言いながらまだいつも日本国内をむき、日本の危機がどれくらい迫っているかに気がついていないからです。

解決方法は、日本人が<グローバル・アイ>を持てる教育を緊急に行うこと。これしかありません。これから日本が自ら戦える国に進化する、と言われても、日本人がマインドセットを変え、世界全体がどうなっているか、あと3年で5年で世界は日本はどう変わるかが見えるようにならなければ、国民のコンセンサスとして自ら戦うことはできないでしょう。

ルトワックの
「1.0」=江戸はグローバル・アイ0
「2.0」=明治は欧州が目に入ってきた時代
「3.0」=(2つの世界戦争の)後
この期間を通して日本は世界主要国のパワ-バランスが見えていなかった。

つまり、日本は一度も世界全体としっかり向き合ったことはない。今度こそ、世界がよく見える教育を行い、自立できる国家戦略を立てること、その中で初めて核武装の負の側面よりは「先制攻撃能力」と「作戦実行メンタリティ」で行こうと決意するかもしれないのです。

しかし私は、一度も世界全体としっかり向き合ったことがない日本人がしっかり向き合った時、日本的価値がクリックするのではないか、またそうなってほしいと思っています。全く可能だと思ってもみなかった方法で日本人が世界を救うことができるのではないかと考えます。宗教ではありません。価値のどんでん返しです。

そのために次回から日本人の視点を様々な方法で転換し視野を最大にし、<グローバル・アイ>を身に着けたらどう変わりうるか、眼の中には何があるか、何があるべきかを考えていきたいと思います。

<グローバル・アイ>は万物を見通す神の眼線に近いので、日本人がはたして人間が間違ってしまったことを軌道修正できるか、それともユヴァル・ノア・ハラリが『ホモ・デウス』で予想しているように、今後生物はただのアルゴリズムになり、コンピューターに支配され、人間はかえって墓穴を掘ってしまうのか、皆さんも一緒にお考えいただきたいと願います。

●個人と組織をグローバル化する方法を開示した渥美育子の本
『世界で戦える人材の条件』PHPビジネス新書
●74億人の価値観を4つの文化コードでとらえたグローバルマーケテイングツール
『文化の世界地図』俯瞰図

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