「世界共通教育宣言」とは
ケント・ギルバートさんとの対談(動画)
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【世界共通教育宣言】
世界の子どもの義務教育の中に、“地球”と“人間”についての共通教育を導入しよう。はじめは15%くらいから、出発する。世界共通教育がいまこそ必要だということは、グローバル時代になって“世界全体”を見通すことができるようになってはじめて、見えてきたことだ。
近代になって、教育が国民国家を単位として行われるようになると、その国に住む主要民族のアイデンティティと国への忠誠心を強化する内容が、教育の中心となった。宗教や民族が異なる人たちと、どうたがいの違いを生かして共存できるかとか、地球環境は人類共通の財産としてどう協力して管理していく必要があるかという、もう半分の重要な学びは忘れられてしまった。特定の地域にある国々や、特定の民族の優越性の信仰も許してしまった。
その結果が政治イデオロギーのぶつかり合いからくる世界分断の危機であり、ITを使った軍拡に裏打ちされた覇権競争である。おそらくいま世界では、年間200兆円以上をかけて人間がもっと賢くなるように教育に力を入れ、同時に200兆円近くをかけて多くの人を効率よく殺すために大量殺りく兵器作りを競い合い、軍拡にはげむという愚かなことが行われている。教育の力が明らかに弱まっている。
このような世界の総体を見通すには、“宇宙からの目”が必要だ。こころに“宇宙の目”をもてば誰でもたやすくわかることだ。私たちは宣言する。まだ正義に感応できる心を持った世界中の子どもたちの教育を15%つなぎ合わせ、人間として本質的なことをいっしょに考えて行こうと。これから地球に生まれてくるたくさんの生命(いのち)が、テロや宇宙戦争の恐怖の中で生を終えることにならないように、私たちは知恵と技術を集め、いままでなかった、<みらいの法則>を見つけよう、と。いま決意しなければ、すべてを失うことになる。
【世界共通教育宣言】の法則
- 法則1:常に(世界)“全体”を理解し、“総体”を掴むように努力する
- 法則2:世界の主な文化コード(=価値体系)の全てについて学び、各々の良い点と限界を知る
- 法則3:50-50の法則、自分/自国のこと半分、地球/人類のこと半分で考える
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